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少女マンガを語る上でこれを抜きには語れない花の24年組、ポスト24年組と呼ばれる漫画家さん達がいらっしゃいますが、彼女たちの作品では何がお勧めですか? どの点がお勧め、どのキャラが好きなど、具体的に教えてください。 また、彼女らの中ではどなたが一番好きですか?

私の把握していない方もいらっしゃると思いますが、ご参考までに・・・
花の24年組 : 萩尾望都、竹宮惠子、大島弓子、木原敏江、山岸凉子、青池保子、池田理代子、山田ミネコ、樹村みのり、ささやななえ 、etc
ポスト24年組 : 水樹和佳子、たらさわみち、坂田靖子、佐藤史生、花郁悠紀子、伊東愛子、etc

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萩尾望都さんが一番好きです。「ポーの一族」もいいけれど「スターレッド」も・・・。
それにしてもこの時代は名作が多いですね~。
そして未だに一線で活躍されているのがすごい!
最近の「バルバラ異界」は素晴らしい作品でした。
今一番面白いのは山岸凉子さんの「舞姫~テレプシコーラ」です。

ちなみに私はりぼん派だったので、当時は一条ゆかりさんにはまってました。
りぼん新人賞出身の内田善美さんもすごかったなあ。今持っている単行本はお宝らしいです。

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24年生まれの親父なので50年マンガを読んでます。
つれづれなるままに書き連ねてしまいそうですがお許し下さい。

24年組はマンガを文化にまで押し上げた功労者たちだと私も思っています。
彼らの作品と今時の作品との決定的異差は時代的特性といってしまえばそれまでなのですが、テーマの普遍性・社会性という視点の有無とメッセージ性でしょうか。

三原順の「はみだしっ子」「ロングアゴー」はその意味でも読み継がれるべき作品ですね。
後期の彼女の作品では「X-DAY」が珍しくバッドエンドではないので好きです。

青池保子作品で好きなのは「エル・アルコン-鷹-」主人公のヒールぶりがかっこよすぎます。

竹宮さんの「テラへ…」数年前にアニメでやってたけれど原作とは少し違和感を感じてしまいました。非情さと緊迫感が少し足りなかった様な気がしました。

樹村みのりさんの「菜の花畑」シリーズは時代が感じられて好きなのですが、同時代を生きていないとすこし?のところがあるかもしれませんね。

キャラクターとして思い出すヒロインは和田慎二「超少女明日香」の砂姫明日香ですかね。
でも和田作品で一番好きなのは「クマさんの四季」です。幻の四部作になってますが。

既出以外で他に忘れてはいけない作品として上げておきたいのは
「ガラスの仮面」 美内すずえ
「はいからさんが通る」 大和和紀
「デザイナー」 一条ゆかり
「生徒諸君!」 庄司陽子
「花の中へ」 市川ジュン
「星くず」 大谷博子
他にもあるような気がしますが思いつくのはこの程度で。

24年組以前の水野英子、あすなひろし、西谷祥子の事も書きたかったのですが
また機会があったらということで長々と失礼致しました。

  • 回答者:tote (質問から2日後)
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とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。

三原順氏です。
あまり24年組・ポスト24年組にいれる例は少ないですが。

病死されたのは惜しい…

  • 回答者:teltel (質問から7時間後)
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私は「はみだしっ子」と「ロングアゴー」が大好きでした。特に「ロングアゴー」は「はみだしっ子」があのような形で終わり、その後ずっとたってから偶然書店でみつけた作品で本当に嬉しかった。アンジー好きとしてはロナルドかわええなあと思いましたが、「はみだしっ子」では立派な大人のジャックの過去を知ることにより、大人のジャックの中にちゃんと少年時代のジャックがいるなあと思えて・・・うまく言えませんが嬉しかったです。
「はみだしっ子」以後の三原順さんの作品は私には難解すぎて途中で脱落してしまったのですが、訃報を聞いたときは本当にショックでした・・・。

teltelさんが三原順作品でも特にお好きなのは何か、よろしかったら教えてください。

好きな作家さんがたくさんいて絞りきれないのですが、
山岸涼子さん「日出処の天子」いわいる『ところてん』が一番好きです。
聖徳太子をあのような描き方をするとは、非常にショックを受けました。
いまだに大好きです。

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本当に、歴史上のいわゆる「偉人」をあんなに大胆にアレンジして、かつものすごく魅力的に描いた方は他にいないのではないでしょうか。厩戸皇子と毛人との決裂の場面は何度読んでも胸が痛くなります。史実では”蝦夷の子の蘇我入鹿が山背大兄王を襲い、上宮王家一家を自殺に追いこんだ。日本書紀には、蝦夷が入鹿のこの行為を怒り嘆いたと伝えている。(Wikipediaより)”とのことですが、「ところてん」の毛人であれば本当にいかばかりの嘆きであったでしょう、想像するだにまた胸が痛いです。
また、「ところてん」にはそこまでは描かれていませんが、”(蝦夷は)推古天皇の崩御後、皇位継承者の選定に当たり、田村皇子を舒明天皇として即位させることに成功した。有力な皇位継承の候補者としては田村皇子と山背大兄王がいたが、山背大兄王を推薦した叔父の境部摩理勢を殺害した。(同じくWikipediaより抜粋)”というのも、山背大兄王が毛人と刀自古の不義の子である「ところてん」世界になんともマッチしてしまう・・・。いやいや、漫画の世界(それもこんなに完全なフィクション)と現実を混同するつもりはもちろんありませんが、漫画の後の史実までマッチさせてしまう物語作りにはつくづく唸らされてしまいます。

池田理代子さんの「ベルサイユのばら」は忘れられません。
あれほど魅了された作品は無いですね。必死でお小遣いをためて買いました。
展開がドラマッティックでところどころ笑えるところもあって、悪役の方も魅力的です。
オスカルも素敵ですが、マリーアントワネットの変わってゆく姿も、目が離せません。

  • 回答者:はまっています (質問から4時間後)
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本当にドラマティックで感動的で、笑いもあって涙もあって・・・素晴らしい作品ですよね。 これなら漫画音痴の母にでも読ませられます(笑) 私も周期的にはまりますよ♪

竹宮恵子さんの「地球へ・・・」がお勧めです。
私が生まれる前の作品ですが、少し前にアニメ化されるほど今でも根強い人気を誇る作品なのだと思います。

ストーリーは、未来を舞台にした「人類 対 ミュウと呼ばれる者達の争い」で、懸命に未来を想い行動する登場人物達の姿が胸に突き刺さる作品でした。
好きなキャラは、やはり主人公の「ジョミー」と「キース」です。何度読んでも泣いてしまいます。

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私も好きな漫画ベスト3に「地球へ・・・」が入ります・・・! 好きなキャラは憧れとしてはカリスマ的魅力のソルジャー・ブルー、すべての少女漫画での私のベストヒーローがキース・アニアンでございます・・・。ああ、本当に大好き・・・!!(>_<。)

端っこに、付け加えてください。

男性です、花の24年組 その時代より後の世代です。

青池 保子 さん
『エロイカより愛をこめて』です。
(Zを含みます) ← 解説いらないですよね♪

好きなところ。
 エロイカは多少 現実と時代背景の流れがあるからかな。
 主人公?登場人物が多少成長するところ。
 最後のギャグは大好き。
 ドイツ好き。
 当時は異色的なところ。←(パタリロより先)
です。

  • 回答者:おじさま (質問から4時間後)
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素敵なおじさま、ご回答ありがとうございますv 「エロイカより愛をこめて」、私も大好きですvvv 青池保子さんは家庭環境が男性に囲まれていたとのことで、少女漫画としては異色なほどちゃんと肉厚な男性の体を描かれますね。でも少女漫画らしく少佐も伯爵もZも美形で嬉しいです(笑) おじさまが好きなところにとっても同感です。あと、少佐って国粋主義と言っていいほどの愛国者ですが、他の国の登場人物も皆それぞれにそうで微笑ましい。ドイツは特に興味なかったのですが少佐ゆえに愛しくなりました。

今思い出してみると、萩尾望都が一番古びていないように感じますね。
SFが多いからかもしれませんし、同じような作風の人もいないように感じます。
お勧めは、
「ポーの一族」「スターレッド」「精励狩り」など古い作品がお勧めではないでしょうか。

  • 回答者:匿名 (質問から3時間後)
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そうですね、萩尾さんはAERAのインタビューで、創造することは過去の自分の作品を壊すこと、越えていくことだというような主旨のことをおっしゃっていました。だから彼女の作品はいつも新しく、普遍性をもつに至っているのだと思いました。

やっぱり池田理代子さんのベルサイユのばらが一番おすすめで一番好きです♪
子どもの時姉が持っていたので読みましたが、全く意味がわかりませんでした。
最近文庫本を購入して読むと凄く面白かったです。
もちろんオスカルやアンドレ、ロザリー等は実在しませんが、ほとんどの人は実在していて歴史に基づいて丁寧に書かれています。
番外編の「黒衣の伯爵夫人」も面白いです。
好きなキャラクターはアンドレのおばあちゃんと「黒衣の伯爵夫人」に出てきたル・ルーがかわいくて好きです♪

===補足===
コメントありがとうございました〜♪
すごくお詳しいですね〜。ベルバラを読んでいたせいかキルスティン・ダンスト主演の映画『マリー・アントワネット』は正直物足りなかったです。

  • 回答者:匿名希望 (質問から2時間後)
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「ベルサイユのばら」、国民的人気を誇り宝塚をはじめ今も生き生きとしている作品ですよね! 私も小学校低学年で読みました。幼馴染の女の子が従姉からもらっていて、何度も繰り返し借りて読みました。オスカルって本当にかっこいい・・・! 人間として理想像な気がします。小さいころはアントワネットやフェルゼンやアンドレにはあまり共感しませんでしたが、大人になるとアントワネットにも共感できるようになりました。そしてもちろん、あの辺りの歴史には詳しくなりましたよ~(笑) ロザリーは実在とは違いますがモデルになった人はいて、マリー・アントワネットがコンシェルジェリー牢獄に収容された際、死刑執行直前まで世話したとして知られている、平民出身の女中ロザリー・ラ・モリエール(獄中での王妃について手記を残しています)です。ベルサイユ宮殿もフランスへ行った際訪れてみましたが、革命で破壊され尽くしてしまったから復元されて公開されている場所はあまりなく、残念でした。天井画とかは本物だと思いますが家具や壁の装飾などは本物じゃないしなあ・・・;
ちなみにオスカルの次に好きなキャラクターはジェローデルです。身を引く愛の形。人間であればこそそのような愛もあるのだな・・というオスカルの呟きが強く印象に残っています。

この世代の漫画のシャワーを浴びて、漫画好きになった世代ですのでどなたが一番好きかといわれると難しい質問です・・・ント・・σ( ・´_`・ )。oO(悩)

本の小部屋さんの以前のご質問好きな漫画作品ベスト10には入れませんでしたが、一番好きな作家は樹村みのりさんなのです

14歳の彼女が「ピクニック」でりぼんの漫画賞をとりデビューしたとき、私は小学生でした  それ以来のファンです  人種差別、ナチス、いじめ、思春期・・・などを題材としたメッセージ性の強い作品はアメリカのフォークソングの趣があります
  
彼女のメッセージ性を強く表しているのが、冤罪事件を取り上げた「あざみの花」、ナチスを描いた「マルタとリーザ」
そして、彼女の人となりを表す作品が学生紛争時代の女子大生の青春を描く「菜の花畑」シリーズ、エッセイ的漫画の「ローマのモザイコ」「かけ足東ヨーロッパ」でしょうか

尚、24年生まれで忘れてならないのが幻の漫画家COMの岡田史子・・・普通、24年組とは称されません  萩尾望都さんなどがリスペクトする存在です
COMとともに消えた彼女が、マンガ少年で復活したとき本当にうれしかったです
「ガラス玉」、「ほんの少しの水」、「太陽と少年」シュールな抒情性は並ぶ作家がないと思います  すでに亡くなっており、残された作品が少ないですが、是非読んでほしい作家です

===補足===
私の隠し玉のポスト24年組、倉多江美さんはいかがですか?
ポスト24年組とはあまり称されない我が道を行く作家さんですが、1952年生まれなので・・・
「一万十秒物語」、「宇宙を作るオトコ」、哲学的でシュールな作品が多い作家です
少女コミックでデビューした時から独自の画風があまり変わらない人でもあります

似たような年代の高野文子、さべあのまについても語りたいですが、またのちほど~

尚、訂正ですが、樹村みのりさんのデビュー時私は2才でした~^^;計算が合わない・・・
当時は貸本屋さんの1冊5円で漫画本を読んでたので、年代ものの本もあったんですよね
小学校低学年で読んだ記憶があるので・・・デビューから読んでいたと勘違いしてました

  • 回答者:私立文系 (質問から2時間後)
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とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。
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いつもお答えいただきありがとうございますvvv 私は10歳上の姉が持っていた漫画が24年組の萩尾望都さん、竹宮恵子さん、三原順さんなどで、そこから少女漫画にのめりこんでいきました。かの「ポーの一族」が始まった年に生まれた私がポーを読んだのは小学校1年か2年でした。あまりに有名な作品なのでベストには入れませんでしたが、今も大好きな作品です。わずか20歳そこそこであの作品を描いた萩尾さんて本当にすごい・・と思っていますが、その萩尾さんがリスペクトする存在とは・・・! 樹村みのりさん、岡田史子さんの作品は残念ながらどちらも存知上げませんが、ぜひ探して読みたいと思います。
メッセージ性の強い作品が最近の少女漫画にはほとんど見られませんね。ただ面白いだけの作品は飽きがきますが、メッセージ性が強かったり人生について深い考察のある作品は何度も読み返しますし、台詞なども折に触れて思い出します。昨今の軽い漫画しか知らない世代の方には少女漫画ってつまらないと思われても仕方ないけれど、私は姉のおかげで24年組の方々を知り、本当に面白い少女漫画をずっと楽しみに読み続けられた幸運に感謝しています。

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