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『しのびね』で美しい貴公が寂しい山里などで埋もれた美しい姫君を垣間見て、姫君に接近を試みる場面は『源氏物語』などの王朝物語のパターンの一つ。
また、和歌を通じて自分の誠意を示し自分を売り込もうとするのもお決まりのパターン。

王朝物語のパターン化された話が多いので、平安期の物語作品をある程度読み慣れていれば、初めて見る作品でも、比較的楽に読解できる。
とありました。
王朝物語のパターンはこのくらいですか。
他に思い当たるパターンがありましたら教えて下さい。

なんか少女マンガみたいですよね。
少女マンガもパターンありますよねw
そういうことではないのかな…

回答お願いします。

  • 質問者:まな
  • 質問日時:2009-08-04 20:08:02
  • 0

「悲恋遁世譚」・・・恋に破れて、世を儚み出家する。
「貴種流離譚」・・・高貴な人間が零落し旅立ち、苦難を経験する。
将来を約束したのに、周囲に邪魔をされ、そのまま儚くなって死亡。
1度物語中の姫君が辺鄙な場所に追い込まれるので庶民性を持っている
継子いじめ、勧善懲悪が極端(苛めた継母は殺される・・・など)
恋愛だけでなく、相手をやり込めるのにも、常套句やジョークを織り交ぜたの和歌の応酬(歌合戦)
他人の妻との密通、横恋慕

随想ではなく、物語なので、架空の世界を前提に話が作られています。そう考えると、今の私たちが恋愛漫画、小説を読んで楽しんでいるのと、当時の女性たちが娯楽として楽しんでいたものなので、大差ないかもしれませんね。(その時代の思想、風潮が反映されているとはいえ・・・)
私が王朝物語に興味を持ったのが、氷室冴子さんの「なんて素敵にジャパネスク」が発端です。これが、「とりかえばや物語」に酷似していることを知り、「落窪物語」が「シンデレラ」とどこが違うの?と思い、時代や国に関係なく、楽しめるものだと認識したものです。

  • 回答者:匿名 (質問から1日後)
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とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。
お礼コメント

回答ありがとうございました。

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やはり山里に埋もれた所で、趣味人と名高い宮様(天皇の子供)の娘に和歌を送ってみたら、回答が秀逸だったので、惹かれていくとか。
よくあるような気がします。

  • 回答者:匿名 (質問から2時間後)
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ありがとうございました。参考になりました。

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