北原文野さんの「夢の果て」です。
簡単なあらすじ(導入部)は次のとおりです。
地上が放射能に汚染され、人々は地下都市で暮らしている未来社会。
そこでは、超能力者はPと呼ばれ、治療が必要な病気とされており、
Pとわかった者や、Pの能力を使えるようになったものは、入院治療のため保護されますが、実際は、能力が高く、かつPを捕らえる秘密捜査官にならないもの以外は殺されてしまいます。
テレパスの能力をもつ主人公のスロウは、秘密捜査官としてPを捕らえるのに協力する一方で、たった一人でPを助ける活動もしています。
やがて、スロウはサイコキノ(念動力)を能力を持つトゥリオという少年を助けるのですが……。
Pが治療が必要な病気される社会の中で、Pを恐れず助ける普通の人間や、
秘密捜査官と働きながら、Pを助けるスロウの生き方など、
さまざまな人と人との関わりを考えさせられます。
でも、単純にマンガとしても読めます。
本編は、全6巻ですが、外伝が他にいくつかあり、いずれも好きな作品です。