今、私にとって一番大切なもの。最近になってやっとわかってきた。それは自由でもお金でも学歴でもない、最も尊いものだ。一番素直な自分になれる、自分を出せる相手-「友達」。この人達に支えられていなかったら、今日の私は存在しない。この世に生を受けて17年。その間にたくさんの人と巡り合ってきた。たくさん笑って、たくさん傷ついて、泣いたりもしてきた。でも、そんなときでも絶対にだれかがそばにいて、口にはしなくても。体全部で私に「頑張って」って励ましてくれたり、時には怒ってくれた。人間は結局弱い生き物だから、一人では決していきていけないってよく聞くけど、私にはその事が今いちよくわかっていなかった。人間なんて生まれるときも死ぬときも一人だし、友達なんかも結局は他人で、心を許すことなんて絶対出来ない、したくないって思っていた。でも今は、「そうじゃない」ってことがわかった。こんな私に本当に心を開いてぶつかってきてくれる人がいる。でもやっぱりずっと怖かった。本当の自分を見せることで、離れていってしまうんじゃないだろうか、と思った。
いろんなことを自分の中で解決し、苦しいことや辛いことも全部押しつぶしてしまおうとする自分がとても小さく見えて、本当になさけなかった。今でもまだ少しは人を信じることを心のどこかで苦手としているのかもしれない。「怖い」って思っているのかもしれない。今でも”うその自分”を演じているのかもしれない。
でも、私は昔の自分から卒業しようとしている。「うれしいことはうれしい」、「つらいことはつらい」と、自分に素直になれる私に変わろうとしている。これから、自分がまわりからもらった幸せの数だけ、私もだれかにあげれるよう頑張ろうと思う。友達-これは私の本当の意味での宝です。