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Win.XPのノートパソコンについてシステムの復元を行うと、エクセル・ワードで作成したファイルは保存されていますが、ダウンロードしたファイルはみな消えてしまいます。
ダウンロード後まで復元ポイントを戻せばファイルは復活しますが、ダウンロードファイルのバックアップなどをしてからでないとうかつにできないので結構不便を感じています。

作成ファイルとダウンロードのファイルの違いが分かりませんが、システムの復元で影響を受けるファイルというのはどのようなものがあるか詳しく教えてください。

経験的には、作成したフォルダーが消えるのでそこにいれて整理したファイルはみなデスクトップに広がってしまいますね。
あれもなんとかならないものかなあ。

  • 質問者：初心者
  • 質問日時：2010-01-22 09:29:49
  • 3

ベスト回答

根本的な間違いをまず指摘します。
システムの復元を行う際、復元されるものとされないものは実行者がきちんと把握しておかなくてはなりません。
でないと、事後の不整合への対処法が得られません。

閑話休題。
そのOSの場合「ファイル名を指定して実行」で
%SystemRoot%\system32\Restore\Filelist.xml
を実行してみてください。
すると、システムの復元という機能の監視対象と監視対象外として定義された場所と拡張子が表示されます。
基本的に監視対象は復元され、監視対象外は復元されません。復元は全ての対象に対して強制的に行われ、ユーザーが選択することはできませんし、また事後の不整合については考慮されません。
システムの復元はそのツールが取り決めた「場所」と「拡張子」に該当するものをバックアップしておき、現在のOSに強制的に上書きすることで過去の状態に戻ったように見せかける機能です。「場所」や「拡張子」はユーザーが選択することはできず、全てが一気に強制的に行われるため、事後の不整合を防ぐことはできません。また、当然ですがこの不整合に関与する機能を使用するまではその不整合に気づきようがありませんので、気づいたときには既に多くの改変が行われていてにっちもさっちもいかなくなった…などということになりかねません。

http://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/ms997627.aspx

===補足===
---追記
>本来、システムの復元というのはシステム上のトラブルを直すための物なのではないでしょうか？
WindowsMeにおいて、この機能を実装しようという企画が持ち上がった段階ではそうだったのかもしれません。
が、実際にできあがったプログラムは「システムの復元」という名称とは少しかけはなれ、「プログラムが指定した場所にあるファイルとプログラムが指定した拡張子とプログラムが指定したレジストリエントリ…等々を強制的に過去のものと置き換える」だけの機能のまま世に出てしまいました。

>プログラム以外のファイルまで影響するのは大変困り物です。
仕方ない部分もあります。
拡張子で管理しようとした場合、考え方にも不整合が出てきます。*.exe 単体で動作するプログラムだけではないので、*.exeが利用すると思われる*.dllや*.ini等も復元の監視対象にしなくてはならなくなります。ところが、フリーソフトには独自の拡張子でデータを保持し、そのデータを*.iniファイルの中で読み込んで動作させたりするものもありますが、この「独自の拡張子」を使うことに起因する不整合には対応しようがありません。さらに、レジストリエントリのすべてを復元するわけではなく、システムレジストリにおいては何を復元して何を復元しないかは未だに公表されていません。

>質問の意図は、システム以外のファイルなどのところへの影響を回避するにはどうしたらよいのか？
>ということです。
>
>システムの復元ポイントの利用の仕方として間違っていますか？
間違ってはいないのですが、500を超える拡張子の整合性を管理するのはいささか無理があります。
用途としては「OSの起動もままならなくなってしまった場合に、なんとかGUIでファイルの移動やコピー、できればCD-Rへの記録などができるくらいになってもらい、バックアップができるようにするための機能」程度に考えた方がいいです。どんな不整合が起きているか誰もわからないため、事後には確実にOSレベルのクリーンインストールが必要になります。「システムの復元」を行った後できちんと動作しているように思えたとしても、その環境が次に何らかの不具合を起こしたとき、不具合の原因は前回のシステムの復元に起因するのかそれ以外なのかすらも判別できないような環境は誰も望まないでしょう。

  • 回答者：匿名 (質問から1日後)
  • 8
この回答の満足度
　　
とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。
お礼コメント

>「ファイル名を指定して実行」で
%SystemRoot%\system32\Restore\Filelist.xml
を実行して見ましたが、ソースリストをみても何がなにやらさっぱりわかりません。

本来、システムの復元というのはシステム上のトラブルを直すための物なのではないでしょうか？
プログラム以外のファイルまで影響するのは大変困り物です。
質問の意図は、システム以外のファイルなどのところへの影響を回避するにはどうしたらよいのか？
ということです。

システムの復元ポイントの利用の仕方として間違っていますか？

丁寧な補足大変ありがとうございました。

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