下の北海道の方とかぶりますが、
(1)「おばんです」(こんばんは)
なんか普通にこんばんは、って言うよりなんとなく温かみのある挨拶です。
でもその言葉を初めて聞いたのは父の知人からで、
当時中学生だった私はショックを受けました。
たしかにふけてる中学生だったんですけどね、中学生に向かって「おばん」はないだろうって。
(2)疲れるにも2種類あって、
「こえぇ」=「こわい」ではなく、身体が疲れること。
「こえこえ」と言われて、「何がこわいの?」って真顔で聞いて笑われたことがあります。
「がおる」=「がおー」とわめくことではなくて、こちらは精神的に疲れることです。
年配の方が使っていて、最初はよくわからなかったのですが、
慣れるにしたがって、同じ「疲れる」でもうまく使い分けているなーと思うようになりました。
(3)いたましい(発音的には「いたますぃ」かな?)
悲惨だ、という意味ではなくて、「勿体無い」という意味です。
何か値段の高いものを買おうとした時に、「ふところいたましいから」と言って買うのをやめたりする時に使います。
余所行きの服を着るのはちょっともったいないときも「いたましい」と使ったりもします。
(4)もぞこい
「めんこい」が普通にかわいい!って言うのに対して、
ちょっとかわいそうなって意味あいのある「かわいい」ですね。
国語の先生から聞いた言葉です。
たとえば孫がいじめられて、かわいそう・・・でもお前はかわいい私の孫だよって
いうような時に慰め半分で言う「かわいい」に近いニュアンスです。
(5)たるひ・・・たぶん漢字で書くと「垂る氷」
「つらら(氷柱)」のことで、軒下から垂れさがってきて凍っているツララの様子を
うまく表現している方言だと思っています。なんとなくきれいなイメージのするツララですね。
宮城県仙台市です。
(小さいうちは、仙台でも比較的方言が少ない地域に居たのですが、
行動範囲が広がるにつれ、県内のいろんな地区出身の方と触れ合う機会ができてきて、社会人になってから知った方言もあったりします。その中から気に入っているものを選んでみました。)
- 回答者:若いけど「おばん」です (質問から20時間後)
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