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海外で移植手術が必要な患者さんがいるとかで、最近よく「○○くんを救う会」だとか莫大な募金を呼びかけている団体を見聞きするのですが、どうして日本で移植手術は出来ないのでしょうか?国内医療ならもう少しコストも安く済むと思うのですが、不思議で仕方ないです。

  • 質問者:バチスタ
  • 質問日時:2008-09-15 14:31:16
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日本では、臓器移植法により、小児(15歳未満)の脳死が発生した場合でも、小児に対する移植が出来ないという問題点があるからです。

その場合の多くが、心臓移植に対する問題です。

バチスタさんが街で見かける、募金を募っている患者さんは、おそらく、拡張型筋症と言う病気の子が多く、心臓の筋肉自体が伸びきって血液を全身に送れずに心不全に至るという病気のため、心臓移植以外の方法がなく、海外での移植を希望されているのです。

肝臓や腎臓などは、一部切除でも生存が可能で親子間での生体移植が可能なのですが、心臓は、ドナーさんが脳死状態で心臓の動きが止まらないうちに切除し、移植しなければならないですからね…

日本では臓器提供意思表示カードの携帯が推奨されていますが、15歳未満の子供に、自分が脳死状態に陥ることを想定して臓器提供意思表示をするのが難しいから、という点でも、日本の小児臓器移植は遅れています。(海外は、親の判断により臓器提供の意思を決定していると思いますが)

これは、あくまでも小児の場合です。

しかし、成人の場合でも、臓器提供意思表示カードの携帯率が低いために、脳死に陥っても、ドナーになってくれる方が非常に少ないから、海外での移植を希望される患者さんが少なくないのも現状です。

  • 回答者:これでも看護師 (質問から2時間後)
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移植用提供ドナーが日本では海外に比べて少ない事と、手術そのものをする病院数が少ないのが実情です。
海外では一旦死んでしまったら、遺体は遺体で有効利用しよう、という考え方の人も多いのですが日本では死者を冒涜するとかそういう考え方を持つ人が多いし、本人の意志でドナー提供を決めていても、遺族が絶対に許可しないで遺体提供が出来ない場合も多いからです。
で、結局は海外で移植手術という事になるのが多いのです。移植に成功した人についても、そんなにまでして助かりたいか、潔く死ね、みたいな価値観を押し付ける人もいます。
法整備も整っていないし、日本はそういう点では諸外国に大きく遅れを取っているのが実情です。病院も直ぐ倫理観とか持ち出されるために手術したくても手をこまねいている場合が有ります。

  • 回答者:真奈美 (質問から24分後)
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日本では脳死ドナーの数が、圧倒的に少ないことがひとつ。
それが15歳未満の子供は、法的に許されないことだから、
アメリカなど、海外での移植となるそうです。
大人の移植にしても年に数例というくらいだと思います。

  • 回答者:ミロ (質問から8分後)
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