すべてのカテゴリ » 趣味・エンターテイメント » 映画・演劇 » 映画・DVD

質問

終了

クリント・イーストウッド監督でアンジーの最新作『チェンジリング』が実話をもとにした映画だと聞きました。
どういった事件なのかご存じの方教えてください。
サイトのリンク・映画のネタバレOKです。
知りません等の回答はご遠慮ください。
アンケート形式では何ので申し訳ございませんが、すぐに終了します。

  • 質問者:匿名希望
  • 質問日時:2009-01-10 14:37:05
  • 0

1928年、コリンズ事件の詳細は下記の通りです。
ちなみに、「チェンジリング」のStoryは巧みに脚色されています。
-------------------------------------------------------------------
1928年2月、カリフォルニア州ラ・プエンテの溝の中で、メキシコ人少年の首なし死体が発見された。
3月10日には9歳のウォルター・コリンズが行方不明になった。
付近一帯ではここのところ、少年が行方不明になる事件が相次いでいた。
5月16日には12歳のルイス・ウィンスローとその弟で10歳のネルソンが行方不明になった。このたびは目撃者がいた。二人を連れて歩いていたのがゴードン・スチュアート・ノースコット。カリフォルニア州リヴァーサイドで養鶏場を経営する21歳の若者だった。

警察が養鶏場に聞き込みに行った時には、ノースコットはカナダに逃げた後だった。残された母親のサラと、15歳の甥サンフォード・クラークを厳しく尋問した結果、恐るべき事実が発覚した。ノースコットはこれまでに何人もの少年を誘拐して養鶏場に監禁し、性的なおもちゃにし、時には南カリフォルニアの裕福な小児愛者にレンタルしていたというのだ。飽きれば斧で脳天を叩き割り、生石灰で肉を溶かして、骨は砂漠に捨ててくる。この作業を手伝わされていた甥が指定した場所には、山ほどの人骨が転がっていた。犠牲者の数は20人は下らないだろうと見られている。

 やがてカナダで身柄を押さえられたノースコットは、のらりくらりと尋問をかわした。
「殺ったのは18人…いや、19人くらいかなあ…いやいや、おそらく20人は下るまい」
 犠牲者の数はころころと変わり、
「あっ、思い出した。あそこに埋めたんだっけ」
 などと云うので出向いてみれば、嘘八百だったりするのである。このグダグダっぷり、ヘンリー・ルーカスやケネス・ビアンキの先駆と云えよう。

 結局、裁判でも事件の全貌が明らかになることはなかった。
母親のサラはウォルター・コリンズの殺害に加担したかどで終身刑を云い渡され、甥のサンフォードはノースコットに不利な証言をすることの見返りとして不起訴となった。
死刑を云い渡されたノースコットは次第に精神の均衡を失い始め、恐怖に脅えながら絞首台に臨んだ。
「祈りを!。どうか私に祈りを捧げてください!」
その罪にふさわしい、惨めったらしい死に様である。

この回答の満足度
  
とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。

並び替え:

http://blog.goo.ne.jp/tomoyaharada/e/76c9f95e60fcc8543af782d62e70b13c
こちらに詳しくあります。

  • 回答者:匿名希望 (質問から31分後)
  • 0
この回答の満足度
  
参考になり、満足しました。回答ありがとうございました。

関連する質問・相談

Sooda!からのお知らせ

一覧を見る