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質問

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地上デジタルについての質問です。

パソコン用のデジタルチューナを購入して
デジタル方法を受信しようと思いましたが、アンテナが
東京タワーの方向に向いていないため
地上デジタル放送(フジテレビとか)を受信できないといわれました。
(私は千葉よりの茨城に住んでいます。
千葉テレビのみ受信可能)

【質問】
地上デジタル波を受信するのに、アンテナの向きが影響する理屈が不明です。
電波なので反射しながら受信できると思うのです
が、電波を受信しやすいように向きを変える
ことが必要な理由がわかりません。

そんなにアンテナの向きで影響をあたるもの
なのでしょうか?

大学でも勉強したような記憶がありますが、
よく理解しておりません。
ご存知の方、教えてください。

  • 質問者:ハテナ
  • 質問日時:2009-01-25 13:31:45
  • 0

回答してくれたみんなへのお礼

回答ありがとうございました。

非常に勉強になりました。
ベスト回答、1つに絞るのに悩んでいます。
2、3日中に選びます。

本当にご回答くださいました皆さん、ありがとうございました。

はい。

デジタルがノイズに強いといわれることがありますが、
「データ訂正できる範囲までなら、きれいに受信できる」
という意味です。
「データ訂正できないくらいの大量のノイズを受けると、復元できなくなって
絵の一部分が四角く変な色になってしまいます。(ブロックノイズ)」
さらにノイズが大きいと、絵が一枚(1フレーム)まるまるなくなる(絵が止まってしまう)とか、最悪、画像がまったく表示できない(ブラックアウト)ということだってあります。

一方、
アナログは、少々のノイズで、ノイズの乗った絵になってしまいますが、
すごく強いノイズが乗っても、砂嵐の中でかすかに絵を見ることだってできます。

つまり、
電波の強い地域では、デジタル放送の方がノイズに強いのですが、
電波の弱い地域では、アナログ放送の方がノイズに強いのです。

いま、アナログなら受信できても、デジタルは受信できないというのは、
そうなるていどに電波の弱い地域みたいですね。

というわけで、電波の弱い地域でデジタル放送を受信したければ、そういう対策が必要で、
それが「アンテナの向きを直す」程度でよいといわれたのですね。

アンテナは、きちんと向きをそろえれば、きちんと受信できます。
変な向きからやってくる電波はノイズをたくさん持っている、
and/orまともにやってきた電波と干渉してノイズの元になるので
あえて拾わないように設計してあるのです。

ブースターをつけて電波を増幅する方法もありますが、
もとの電波が弱すぎると、ノイズも大きくなってしまい、
結局受信できなくなりますから、
ブースターでは受信状況が改善できないということがわかっているということだと思いますし、アンテナの向きを変える方が費用は少ないという意味だと思います。
大きなアンテナに変える/新しくアンテナを建てるのも手ですが、
わざわざそんな作業をするくらいなら、
いまあるものの向きを変えるだけですむのだから、それでいいじゃないかと。
そういう話のような気がします。

で、だれがその費用を負担すべきかといえば、地域の事情(政治的な力関係)次第だと思うのですが、
「自分でやって」といわれたのなら、そういう地域なのだと思います。

文句があるなら、地方自治体に(政治家を動かして)苦情を申し立てるべきでしょう。(その地域の情報格差の問題ですから地方自治体はまじめに取り合うべき話。)
ただ、とっくに自治体と放送局の間でそういう話し合いのかたがついていて、「自分でやって」な取り決めになっていて、そういう対応になっているような気がします。

ひょっとすると、あと少し我慢すると、近くに新しいデジタル放送用のアンテナが立つ予定があるのかもしれません。それならアンテナの向きを変える必要はなさそうですが、そういう確認はしたんでしょうか?
#予定がないからこそ「自分で向きを変えて」といわれたような感じがしてますが。

  • 回答者:残念です (質問から5時間後)
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集合住宅なので、大家さんにお願いしました。
結局、工事してくれることになっています。(大家さん負担)

ご丁寧にありがとうございました。

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"アナログ放送用のアンテナ"と"地上デジタル放送用のアンテナ"の違いではなく、
"アンテナに何故、指向性(方向性)"があるのか、の質問でよろしいでしょか?

テレビ用のアンテナは、
一般的に"八木アンテナ"といわれているものが主流ですが、
このアンテナは、微弱な電波も拾えるように、
特定の方向のみに対して受信感度が良くなるように
指向性をもっています。

エレメント(アンテナの平行に置かれている横棒の金属)の数が多いほど指向性が強く、
テレビ送信塔から遠方であっても、
電波を受信できるようになっています。

反対に、テレビ送信塔から近い地域であれば、
(電波がそれなりに強い地域であれば、)
アンテナの指向性が弱いもの(エレメント数が少ないもの)でも
受信可能です。

最近では、
地上デジタル用の室内アンテナとして
無指向性(つまり、どの方向からも受信可能)の
アンテナも販売されているようです。
無論、これは、テレビ送信塔から近距離の地域でしか受信できません。

  • 回答者:カッシュ (質問から6時間後)
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回答ありがとうございます。

室内アンテナが、近くないと効果が薄いのを知れてよかったです。。

チデジの電波はUHF帯を使用しています。
おそらくUHFのアンテナが千葉放送の方向を向いているのではないでしょうか?
電波は波です。
お風呂で波を起こしてみてください。
そしてペットボトルを浮かべてみてください。
横方向と縦方向では波の当たり方が違います。
同じよう事は風や空気にもいえます。
下敷きを横にしてうちわのように風を仰ぐのと、
薄いほうで風を切るのとでは違います。

  • 回答者:三毛猫 (質問から4時間後)
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回答、ありがとうございます。

下敷きのうちわの例がわかりやすかったです。

では、別な考え方をしてみましょう。
東京(関東)にいても、全国の地方ローカル番組が見れないのと同じだと思います。
アンテナも住居地域によっては、その放送局付近アンテナ利用で見れなく、隣接他県アンテナの方向なら見れるというのもあります。
住居に近いアンテナ(発信基地局)を問い合わせてみれば、どの方向にありますというのもわかります。
また、TV局の電波強弱や、自然現象(強風、大雪、大雨、雷等)でも変化にでも位地、向きを変えないと見れない場合があります。

  • 回答者:匿名 (質問から2時間後)
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回答ありがとうございます。一点わかりません。

>自然現象(強風、大雪、大雨、雷等)
自然災害は年中あると思っていますが、この度に発信基地局側が何か対策を打つ
のでしょうか?または、私自身がアンテナの向きを変えるのでしょうか?

デジタル波は、遠距離まで届くし、反射もすると言われますが、
電波の性質上一方向にしか飛びません。
対してアナログは、距離は届かないし、吸収されてしまう。
ただ、デジタルのように一方向ではなく拡散されながら飛びます。

またチューナーもアナログは、電波が多少弱い場合、テレビの画像と比例しますが、
デジタルは、見れるか、見れないかのどちらかです。

===補足===
1:0ではなく、3:2:1:0ですね。
3が最良ですが、1の場合、ベリノイズやコマ飛びなどを伴いますが受信は可能ですね。
ただアナログに比べ、比例というよりは段階的といった方がよろしいかと思います。

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回答ありがとうございます。

>またチューナーもアナログは、電波が多少弱い場合、テレビの画像と比例しますが、
>デジタルは、見れるか、見れないかのどちらかです。

この情報、あっていますか?デジタルでも、見られるか、見られないか?の1、0
というわけでないと思いますが。ここだけ、理解ができないので補足お願いします。
電波上に搬送する時の情報をデジタル化しているだけなので、
デジタルが見られる、見られないとは限らないと思います。

私の予想だと、電波が弱ければ、信号を全受信できていないので、一部、
もしくは細切れの情報が送れられてきて表示されると思います。

補足に関して>
ありがとうございます。納得できました。

地デジの電波はUHFアンテナで受信します。

今までのアナログ波は障害物があっても、回り込んで受信することができました。
しかし、地デジのデジタル波は直線でしか進みません。
つまり、発信所と受信するアンテナが直線で結ばれなければ受信できません。
更にデジタル波はアナログ波と違い、障害物を回り込む事ができません。
障害物があれば、デジタル波はそこでストップします。

最近問題視されている、家の目の前が大きなマンションだったり、山があったりすると当然電波は届きません。
その為に障害物となる建物上にアンテナを建て、そこを経由させて受信できなくなる世帯に電波を再発信させる必要があるんです。

ハテナさんは障害物が問題ではなく、受信するアンテナの方向が発信所に向かっていない為に受信できていないんです。

http://vip.mapion.co.jp/c/f?uc=1&grp=dpa_a&scl=1000000&size=720,500&nl=36/20/21.624&el=140/26/58.463
ここに、「Dpa(総務省の地デジ部門:社団法人デジタル放送推進協会)」の茨城県の中継局マップがあります。
この地図の中継局の方向にアンテナを向け、障害物がない状態であれば受信が可能です。

我が家は裏山が障害で2011年から地デジ難民になります・・・

  • 回答者:デジタル波なもので・・・ (質問から25分後)
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回答、ありがとうございます。

一点追加で確認ですが、中継局にアンテナを向ければよいのでしょうか?

千葉放送が地上デジタルで見られているので、千葉中継局にはアンテナが向いていると
予想しています。なぜ、一部しか受信できないか不思議ですが、NHK1チャンは、
音声のみ受信できています。
信号の強さみたいのが中継局で発信している中でも違いがあるのでしょうか?
一部だけ受信する理屈が納得できなくなってしまいました。

簡単に説明しますと、デジタル放送に限らず、アナログ放送においても、電波というのは一種の”波”と思って下さい。
電波は目に見えず、空中に自由気ままに飛びまわっている印象がありますが、一定の規則に従って、空気中を伝播しております。
放送局が電波を送信する際には、波を作り出す・・・即ち縦方向や横方向に振幅を与えたようなものを送り出しています。そのためアンテナをその方向に向けて、一番強く電波を受けようとするのです。
アンテナ自体にも前からの電波に対してはきちんと受信するような作りとなっており、横からの飛び込みでは減衰させるようになっています。これは、無限に飛んでくる電波を選別するために必要となります。
また、反射についてですが、確かに電波は反射します。が、反射にもいろいろなものが存在し、どこでも反射してしまうものは散乱波というものになり、アナログ放送ではゴーストを作り出し、デジタル放送ではデジタル信号自体を復調させれない、きちんと元の信号に戻せないような、訳の分からない信号になります。反射するということは、その分到達時間が長くなり、受信点において別の信号と勘違いされるからです。
ということで、アンテナを正しく送信側に向けることで、正常な信号をきちんと強いレベルで受けることが可能となります。

  • 回答者:エンジニアより (質問から18分後)
  • 1
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わかりやすくありがとうございました。
方向を限定して電波を受け取りやすくしているのですね。必要な電波以外は
逆に受信しないで、電波を選別しているなんて、非常に考えられていますね。
勉強になりました。

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