3.西川氏辞任後、鳩山大臣の引責辞任がわかりやすい形でした。
そうならないのは、ニュースにもありますが上場予定2社のもつ資産300兆円の行方が既定路線によって決まっているからです。総務大臣の認可権を認めるがあまり、今後この路線変更を迫られるようであれば、前回の郵政選挙自体が何だったのか問われかねない重大な問題です。そもそも郵政民営化に反対だったと言ったのは今の総理大臣であるのに、今日のこの結果は国民には理解されにくいでしょう。
===補足===
2003年竹中金融担当大臣時代に、ゴールドマンサックスが三井住友に対して行った普通株への転換権付き優先株出資1500億円、優先株出資3500億円、1500億円優先株は利回り4.5%という法外なものでした。政府保証のあるに等しい郵貯銀行で2匹目のどじょうを狙うには、小泉・竹中、ハゲタカ、西川、この3者の出演は不可欠なのです。既定路線とはこの事です。ここに飛び入りが入ってきたので舞台は大混乱、あわてて警備員(中川秀直・菅義偉)が引きずり下ろしたということですね。