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質問

終了

ワインが好きな方に質問。
ボジョレーヌーボー解禁まで、2ヶ月を切りましたね。
で、前々から気になっていたのですが、「ワイン」に合う食物として、「チーズ」と回答する人って多いと思うんです。これって、何故でしょうか?
実は、私は百貨店勤務で、以前は食品売場の担当をしていたこともあるのですが、ワインんお売場にチーズの売場を隣接したい・・・・という上司がすごく多かった。でも、その理由がわかんなかったんですよ。尋ねてみても、はっきり回答してくれた上司は皆無。「定説なんだ」とスルーされてしまい、未だに釈然としないんです。
ワインにも個性があり、何でもかんでも「チーズが合う」わけじゃなかろう?と思います。個人的にはむしろ「白ワイン呑みながらチョコレート食べると、結構美味しい」って思っています。

ワイン通の方、一般人の私にもわかるように、「ワインにはチーズ!」の魅力を語ってくださいませ。

回答してくれたみんなへのお礼

ご回答いただきました3名様。どうもありがとうございました。
お1人めから段々と専門的なご回答をいただき、感謝・感謝でございます。
回答数は3名と少なかったですけど、濃密な回答をいただくことができたと思いました。

匿名♡をベストに選ばせていただきましたが、3人ともベストを差し上げたかったくらいです。個人的に嬉しく思えたのは、回答の質がレベルアップしかしなかったことです。余計な回答がなかったので、ひとつとしておざなりのお礼を書かなくて済みました(笑)。
私、質問はあまりするほうではないのですが、ここで回答してくださった皆さんには、他のスレッドで、またお目にかかれたら良いなと思います。
重ね重ね、勉強になりました。
どうもありがとう!

ワインというとやはりヨーロッパが伝統的です。 ワインと同様、チーズも各地方で様々なものがありますので、既にこのワインとこのチーズと言う典型的な組み合わせが出来上がっています。 良いか悪いかは別なんですが、ロックフォールチーズとクルミにソルテーヌというボルドー地方の貴腐のワインとかは定番です。 お客様のおもてなしとかと言う場合には、安心ですよね。 よほど仲良くてもワインとの食べ合わせの趣味まで知っている場合は少ないので。 同じ地方のワインとチーズを合わせると合いやすいと思います。 バーガンディーのワインとチーズなど。 やはり地方の味というのはうまくくみ合わさるようにできてきてるような気がします。 伝統ですね。

アメリカ・オーストラリア・ニュージーランド・チリなど比較的新しいワイン生産地のものとはこれといった典型的なパターンが有りませんので、チーズ選びにしても自分で考えなければなりませんし、このような国のワインは比較的軽めで新しいうちに飲むものがおおいので、チーズよりももっと食事重視の印象があります。

チーズというのは適度に塩気も有りますし脂肪分も高い。 アルコール吸収の速度をコントロールするにはいい食べ物です。 ヨーロッパのワインバーに行くと、チーズの他に生ハム、ソーセージ、パテ、ナッツ、オリーブ、ドライフルーツが出てくることが多いと思います。 適度な塩気・脂肪分・糖分で、ワインの甘さやコクを引き出す作戦ですね。 特にチーズの場合の塩気は、ワインの甘さを引き立てるのにいいとおもいます。 お汁粉に塩を一振りする原理です。 逆に、唐辛子などスパイスの非常に強いものや一部の野菜(アスパラガスやピーマン)は、ワインの味を消してしまったりワインの嫌な匂いを引き立たせてしまうため、おつまみにはつかいません。 (特にお客様の時には避けますね、ワインの知識が無い人だと思われますので。 あんまり無いんですが。)

もちろん、チーズとワインにも食べ合わせは有りますし、他の食材との組み合わせもいろいろ定説があります。 個人的には、何でも好きなものと食べ合わせるのがいいとおもいます。 定説というのはいろんな人が実験してみた結果なので、そこから始めるのも一理あるかとおもいます。 例えばですが、一般的にはお魚は白ワイン(にも色々種類がありますが)と言われていますが、サーモンのお料理にはどうしても白では物足りなく、私にとってはピノノアールしか考えられません。 (レストランでもこの組み合わせは人気になってきてます。)

実は、先日チョコレートとワインの食べ合わせをテーマにしたワインテースティングに行ってきたところです。 ワインの味を引き立たせるだけではなく、どのワインがどこの地方のカカオの味を一番引き立たせるか、というのでチョコレートテースティングなのかワインテースティングなのか、その両方をかねたような講習会でした。 白も赤も両方有りましたね。 ポートワインもありました。

私はどちらかというと自分達だけの時は好き勝手に、お客様の時は出来るだけ定説よりの食べ合わせにしています。

  • 回答者:匿名♡ (質問から14時間後)
  • 0
この回答の満足度
  
とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。
お礼コメント

ご回答いあだき、ありがとうございます。
まず、ご回答の内容以前に、回答の長さに圧倒されました(笑)。
更に、読み込んでみて「わ~、こりゃ本物のワイン通の方だ~」と内容面でも圧倒されました。

お恥ずかしい話ですが、匿名♡さんのコメントにより、やっとこさワインを「嗜好品」として主役に据える考え方と、食事を主役にする考え方とがあるということが何となく理解できました。以前百貨店の食品売場にいたということを書かせていただきましたが、担当していたのは生鮮食料品だったため、基本的にワインに限らず「主役は食事、お酒は脇役」という先入観が出来上がってしまっていたようですね。まず、そこが「目からウロコ」で、自分がいかに酒というカテゴリの商品群を軽視していたか・・・と反省しきりです。

いかんせん、百貨店というところは効率重視です。食品売場の中で、酒売場自体があまり重要視されていない・・・と働いていて感じます。人事異動も頻繁で、恐らく男性の管理職・監督職で、ワイン通のお客様に太刀打ちできる男性社員は皆無ではないかと思えます。私が勤務する百貨店の酒売場には、女性社員20年ほど酒売場にいついている「主」のような半場員がいます。彼女はワインにかなり詳しいんですけどね・・・。私にしたところで、食品売場の経験は4年しかなく、うち2年は事務方の仕事でしたから実質的に売場経験は2年しかありません。酒売場の担当経験はなく、ワインのようなディープな世界となると、本当に知識が追いつかないですね。

頂戴したご回答の最初のほうには、正直言って地名すらわかんないところもあります。今後、社内でどのような異動命令が出るかわかりませんし、食品売場の担当に戻れるのかどうかもわかりません。戻れたとしても、やはり日々の業務に忙殺され、付け焼刃の知識で仕事していくことになるんだろうな、と想像してしまいますが・・・・そんな日が来たら、少なくとも、前述の女性社員の話をじっくり聞いて、売場のあり方を見直したいものです。

専門的なご回答、改めて御礼申し上げます。

並び替え:

ある番組を見て知ったのですが、フランス人は肉食主体で
お酒も飲んでいるのに、心臓疾患が少ないのは、「ワインと
チーズ」の組み合わせが、予防効果があるらしいと言ってい
たのを、思い出しました。

チーズやお肉の脂肪分を、ワインが分解してくれる効果が
あるようです。

食事中に、ワインを飲むことで、口の中がサッパリするので
飽きずに食べられるのだと思います。

日本人は、健康情報に敏感なところがあるので、ワインを普及
させる販売方法として、保存食でもあるチーズと組み合わせた
のではないかと思います。

私もワインを飲みますが、余りチーズにはこだわっていませんね。

ちなみに私は、白ワインでシャルドネ種が好きです。

===補足===
今まで、こんなにしっかりとした文章でコメントをいただいたのは
初めてだったので、驚きと共に、感激いたしました。

回答したことが、お役にたてた事、うれしく思っています。

それにしても、自腹でワインとチーズの相性を検証する探究心には
感服しました。

個別のコメント、ありがたく読ませていただきました。

  • 回答者:ジャンバル (質問から3時間後)
  • 0
この回答の満足度
  
とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。
お礼コメント

ご回答いただきまして、ありがとうございます。

成程。健康面からのアプローチということなら、個人的にはかなり納得です。
実は、売場をリニューアルする計画が持ち上がった際に、ワインコーナーとチーズコーナーを隣接させようという話は職場内で持ち上がったことがありましてね。
「味覚としてのマッチングってどうなのよ」
という私の疑問について、誰もハッキリと答えてくれなかったんですよ。
で、試しに・・・と自分でワインコーナーのスタッフにお願いして、赤・白のワインを何本か購入して、ついでにお奨めのチーズを紹介してもらって買って試してみたんです(もちろん全部自腹です)。で、試してみても「なるほど!やはりワインにはチーズが合うね!」という感想を抱くには至りませんでした。付け焼刃で分かろうとしても無理なのかな~と思っているうちに、次の人事異動で担当を外れてしまったものですから、私の味覚は、そこから成長しなくなっちゃったんですがね。
以来、ボジョレーヌーボーの解禁が近付いてくると、その記憶が呼び覚まされるんですよ。

ジャンバルさんのご回答は「健康」という、私が全く考えなかった方向性でした。
かなり「なるほど度」が高いご回答で、とても参考になりました。

そうですね。どんなタイプのワインでも合うとは私も思いません。

私も妻も青カビタイプの結構個性と臭いの強いタイプのチーズが好きで、
これにフルボディの赤を合わせると非常に美味しいと思っています。

白ではもちろん合わないし、同じ赤でもライトなものでは物足りません。
要はそのおつまみとの相性を自分で食べ比べ、飲み比べて
自分の舌で判断して、それでピタッとくるものを探すのが本質でしょうね。

===補足===
御丁寧に有難うございます。ちなみにボジョレーですが、”解禁”といって毎年有り難がるのは
日本人だけらしいです。それは何故か? 某商社が大々的に宣伝した仕掛けが大成功して、
それがずぅ~っと日本の秋の定番として定着しただけなのだそうで。
欧州では数あるワインの中のひとつに過ぎないのだとか。
実際にその当事者である元商社マンからお聞きしたので間違いない情報です。
ボジョレー自体はそんなに良い味のワインとは思いませんね、少なくとも私の舌では。

日本人ももっと自分の舌に自信を持って、周りに踊らされずに
各々の好みの味を判断出来るようになるといいですね。

  • 回答者:匿名ちゃん (質問から6時間後)
  • 0
この回答の満足度
  
とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。
お礼コメント

ご回答、ありがとうございます。

>「青カビタイプの結構個性と臭いの強いタイプのチーズ」
>「フルボディの赤」
うーん、嗜好品らしい!
『ワイン=嗜好品』と思っている私ですので、こういうご意見は、本当にワインとチーズの
味を愉しめる『上質な舌』をお持ちな方なのだろうな、と想像してしまいした。
先のジャンバルさんへのコメントでも触れさせていただいたのですが、
勤務先のワインコーナーのスタッフにコーディネートしてもらった組み合わせが、
今思えばまさに、「フルボディの赤」に「青カビ型の臭いのキツいチーズ」でした。
残念ながら、そのときの私には、その組み合わせの良さがわからなかった・・・・。
そもそも、今もって赤よりは白のほうが美味しいと感じてしまうもんですから。

まぁ、我々売り手側ですら私のようなレベルの者もいますし、ワイン初心者のお客様も
数多くおいでになります。っていうか、そういうお客様のほうが多いのも事実です。
マニアの方にご満足いただきたいのは勿論なのですが、初心者の方々にも
分かりやすい味のご提案をして参りたいものです。

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