長年のバレーファンです。
もう10年以上前の話なんですが、当事まだ現役選手だった大林素子さんがテレビ「さんまのまんま」にゲスト出演したことがありました。
さんまさんが「将来は企業チームとか全日本の監督をやったりすンの?」みたいに質問して、大林さんは次のように答えていました。
「女性が女子チームの監督をすると、お互いにどういうことを言われたら嫌な気分になるか、ツボを知りすぎているから・・・。女性監督が『選手のココを叱りたいんだけど、それを言ってしまったら選手が本当に怒り出してしまうだろうな』みたいに気を遣いすぎてしまう。女同士だと本当に厳しい指導が出来なくなってしまうから、女性監督というのは難しいです」
つまり、男性監督の方が女性選手の心理にほどよく鈍感なので、ちゅうちょなく叱り飛ばすこともできるし、その方がチーム強化にはより効率的という事のようです。
でも、女性監督の例が全くないわけではないんです。数十年前に生沼スミ江さんが短期間全日本女子を率いたことがありましたが、うまくいきませんでした。
高校の女子バレーでは10年ほど前に東京都の淑徳学園の監督が女性でした。
また、08北京五輪に準優勝だったアメリカ女子チームの監督だったのも元中国女子ナショナルチームで活躍した朗平(ろうへい)だったです。
バレー界全体を広く見渡してみると、女性監督を時々見かけることができます。