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質問

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SBI証券をしています。
ポートフォリオに、「赤丸に!」マークがあり銘柄ページを見たところ、取引注意情報というのがありました。

(一部のみ)
当社信用取引規制銘柄
当社における信用取引規制等
委託保証金率○%(うち現金○%)(2/13売買分以降)

というようなことが書かれています。
こういうのが初めてでヘルプでもよく分からず、何を注意したら良いのかが分かりません。
アドバイスお願いします。
分かりやすく説明してほしいです。

  • 質問者:カブ
  • 質問日時:2009-12-04 01:02:00
  • 0

まず「当社信用取引規制銘柄」や「当社における信用取引規制等」について。
この辺は、余り気にしなくても良いです。
「取引注意情報」の大まかな情報」として載っているだけです。で、

「当社信用取引規制銘柄」は「SBI証券でこの銘柄を信用取引する場合、何らかの規制をします。」という意味ですし、「当社における信用取引規制等」も「信用取引をする上で規制します。」という意味でしかありません。
どちらも「信用取引での規制」を表していて、具体的な内容には触れていません。
という事で、「信用取引で規制が行われるようだ。」と思っていれば良いです。


重要なのは、次の「委託保証金率○%(うち現金○%)(2/13売買分以降)」です。
分かりにくいので、具体的に「委託保証金率60%(うち現金30%)」で説明します。

まず信用取引とは、現在持っている資産よりも大きな額の取引ができるサービスです。
取引額に見合っただけの現金や株券を、証券会社に担保として預けることで実現されます。

通常必要な担保は、取引額の30%です。
例えば、信用で100万円分の取引を行う場合は
 100万円×30%=30万円
なので、30万円分の現金や株券を担保にする事で取引が行えます。
(株券を担保にする場合は時価×80%で計算されますが、面倒なので割愛。)
もっと簡単に言えば、現金30万円で100万円分の株が買えるという事です。

ところが「委託保証金率60%」というのは、「担保は60%必要」という事になります。
先程の例で言うと、
 100万円×60%=60万円
で、60万円分の現金や株券が必要であるという事です。
さらに「うち現金30%」ですから、このうち「30%は現金」でなくてはいけません。
 60万円×30%=18万円
で、担保として最低18万円は現金を用意する必要があります。

通常は30万円分の現金や株券で良い所を、60万円分の現金や株券(最低18万円は現金)ですから、かなり条件が厳しくなっています。
条件が厳しくなれば、信用取引がしにくくなります。
これが規制です。

最後の「2/13売買分以降」については、「2/13の取引分から規制実施」を表しています。

以上が「信用取引規制」の詳細な内容になります。


信用取引をしていない人にとって、信用取引規制は即効性のあるものではありません。
しかし、この手の規制は、株価が大きく下落している時によく行われます。
また委託保証金率60%に耐えきれず、信用で保有していたその銘柄を手仕舞う人も多く出てきます。
多くの投資家の注文が殺到すれば、株価が大きく変動する事もあります。
信用取引を行っていないとしても、こういった点に注意を払う必要はあるでしょう。

===補足===
現物取引だけであれば、株価に注視するだけでかまいません。
ただ、普段とは違う動きを見せる事があります。
(通常では考えられないくらいに高値や安値を更新したり、急激な反発を見せたり。)
ですから、セオリー通りのスタンスで参加するのは、止めた方が良いかもしれません。

  • 回答者:ライム (質問から2時間後)
  • 5
この回答の満足度
  
とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。
お礼コメント

とても丁寧に説明していただきありがとうございます!

つまり、私は現物取引をしているのですが、株価の変動の可能性があるという以外には気にしていなくて良いということでしょうか?
ここ数日ずっとマークがついていて、昨日も内容に更新があったようなので心配で…。



補足ありがとうございました。
保有銘柄で下がりまくりなところに気になるマークが出続けていたので心配で落ち着かなかったのですが、安心しました。
教えてくださりありがとうございました。

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