仮面ライダー響鬼 [編集]
ヒビキが変化した戦闘形態。マスクの縁取り・腕の色は赤で、体色はマジョーラアンドロメダII。炎属性を持っている。
みどりが制作した改良型の音撃鼓「爆裂火炎鼓」を十三之巻以降使用している。
響鬼紅
夏の魔化魍対策にヒビキが自身を更に鍛え、全身を深紅に染めた強化形態に変化した状態。劇中において修行により属性を特化させ二段変身した鬼は彼のみである。
紅時には音撃棒による打撃がそのまま炎の音撃鼓の形を成すため、音撃鼓を用いなくても音撃を叩き込むことができる(ただし、これは等身大で多数登場する「夏の魔化魍」にしか使用できず、巨大な魔化魍に対しては音撃鼓が必要である)。また、この姿を維持できるのは一時間程で体に著しい負担を与える。
装甲響鬼
吉野の技術部開発局長・小暮が造った装甲声刃によってパワーアップした響鬼の最強形態。「響鬼、装甲!」の掛け声とともに装甲声刃の波動によってディスクアニマルが鎧と化して装着される。
装甲声刃を使った強力な音撃を使うことができ、日本全国の鬼の中で最強の能力を誇る。
響鬼紅は当初登場の予定は無く、元のデザイン画では顔面は半透明シルバーのマスクだったが、新フォームのマスクには目が欲しいという要求で、目の部分を黒塗りのゴーグル型に変更される。装甲もこれに倣っている。後半登場の新形態は当初、従来の平成仮面ライダーがそうだった過装飾的な物を嫌い、響鬼のデザインの上に模様が出るという物を構想していたが、児童層へのアピールを重視し、現在の装甲響鬼へと変更となった。
装備・技 [編集]
道具
変身音叉「音角(おんかく)」
ヒビキが鬼に変身する為の道具。
装備帯
音撃鼓
「火炎鼓(かえんつづみ)」
響鬼が音撃を行う際に使う太鼓。
「爆裂火炎鼓(ばくれつかえんつづみ)」
「火炎鼓」の改良型。ヒビキが灼熱真紅の型を頻繁に使用するようになり、その際の負担を軽減するためみどりが考案・開発した。
音撃武器
音撃棒「烈火(れっか)」
初期からの武器。基本的に近距離用。一之巻でヒビキが屋久島に赴いたのは、破損した音撃棒の材料を取りに行くため。小説版によると、響鬼の音撃棒の柄は屋久杉が一番しっくり来るらしい。響鬼の音撃棒の鬼石は実験の過程で何度か破損、新造を繰り返されている。
音撃増幅剣(おんげきぞうふくけん)「装甲声刃(アームドセイバー)」
小暮耕之助が開発した剣型の音撃武器。鍔の辺りが拡声器になっており、自らの気合を込めた声を増幅させて清めの音にすることができる。
必殺技
鬼幻術
「鬼火(おにび)」
口から紫色の炎を放つ攻撃。
鬼闘術
「鬼爪(おにづめ)」
手の甲から爪を生やし突き刺す技。
鬼棒術
「烈火弾(れっかだん)」
音撃棒の先端の鬼石から火炎弾を放つ技。
「烈火剣(れっかけん)」
音撃棒の先端の鬼石に集中させた炎の気を剣の形に収束させて敵を斬る技。
音撃打
「火炎連打の型(かえんれんだのかた)」
敵に埋め込んだ音撃鼓・火炎鼓を左右の音撃棒で交互に連続で叩き、清めの音を流し込む基本的な音撃打。
「一気火勢の型(いっきかせいのかた)」
左右の音撃棒を同時に、連続で振り下ろし音撃鼓を叩き、清めの音を流し込む音撃打。
「猛火怒涛の型(もうかどとうのかた)」
音撃棒を高く振り上げながら左右交互に音撃鼓を叩き、清めの音を流し込む音撃打。
「豪火連舞の型(ごうかれんぶのかた)」
「火炎連打」、「一気火勢」、「猛火怒涛」、3種の音撃打を複合して放つ最強の音激打。
「爆裂強打の型(ばくれつきょうだのかた)」
爆裂火炎鼓を用いた、火炎連打の型の変形バージョン。
2本の烈火で爆裂火炎鼓を思い切り叩き清めの音を一気に流し込む音撃打。
「灼熱真紅の型(しゃくねつしんくのかた)」
両方の烈火で直接魔化魍のボディを叩くことで清めの音を流し込む音撃打。これを受けた魔化魍は、火炎鼓を模した炎のイメージと共に爆発四散する。火炎鼓なしで音撃を繰り出すことができるのが特徴。
「爆裂真紅の型(ばくれつしんくのかた)」
爆裂火炎鼓を用いた、響鬼紅専用の音撃打。技の流れ自体は火炎連打の型とほぼ同じ。
音撃刃(おんげきじん)
「鬼神覚声(きしんかくせい)」
装甲響鬼の声を装甲声刃によって増幅し、音撃波として敵にぶつける技。音撃による波動をぶつけるタイプと、それを三日月状の刃に変化させて敵を斬るタイプがある。
音撃射
「疾風一閃(しっぷういっせん)」
「四十六之巻」で、イブキの烈風で使用。
また二之巻では、技名不明だが、ライダーキックを放つ技もあった。映画『W&ディケイド』のディケイド完結編では装甲響鬼がライダーパンチ(正式名称不明)を披露している。
主な移動手段
不知火(しらぬい)
ヒビキが魔化魍退治の際に主に使用する四輪駆動車。ホンダ・エレメントがベース。当初ヒビキ自身は車の運転が得意でなく、主に香須実がドライバーを務めていたが、その後は乗りこなす。吉野の本部から支給されているので奈良ナンバーのプレート。
凱火(がいか)
全長2560mm / 全幅:920mm / 全高:1090mm / 最高時速:240km
バイクの腕前を鍛え直したヒビキに、吉野の猛士本部から与えられた専用バイク。ホンダ・ワルキューレルーンがベース。特別遊撃班としてサポーターを伴わない単独移動を想定して支給されたもの。
仮面ライダー威吹鬼 [編集]
イブキが変化した戦闘形態。マスクの縁取り・腕の色は青で、体色は黒。一鬼としては風属性を持っている。蹴り技を得意としている。夏の魔化魍に対して音撃棒で戦う事にも習熟していた。
当初、アメリカ出身の鬼という構想でデザインされ、上頭部はウエスタンハット、胸プロテクターは西部のガンマン(及び管楽器のパイプ)を意識したらしい。また仮称は「轟鬼」という名だった。
装備・技 [編集]
道具
変身鬼笛「音笛(おんてき)」
イブキが鬼に変身する為に使う道具。
装備帯
音撃鳴「鳴風(なるかぜ)」
音撃武器
音撃管「烈風(れっぷう)」
銃撃モード / 音撃モード
音撃棒「山背風(やませ)」
夏の魔化魍対策に使用。鬼石が青いのが特徴。
必殺技
鬼闘術
「鬼爪(おにづめ)」
「旋風刃(せんぷうじん)」
手刀や蹴りに真空の刃を纏い攻撃力を上げる技。最初は構えを取っていたが、中盤以降はそれが見られなくなる。
音撃射
「疾風一閃(しっぷういっせん)」
烈風から鬼石を放ち相手の体内に打ち込んだ後、烈風を音撃モードに変形させて全力で吹き鳴らし、相手に清めの音を送り込む。送り込まれた清めの音は、体内に打ち込まれた鬼石によって増幅され、相手の体を内部から破壊する。
主な移動手段
竜巻(たつまき)
全長:2510mm / 全幅:940mm / 全高:1090mm / 最高時速:210km
イブキが移動手段として使用する大型バイク。ホンダ・シャドウ750CCがベース。後部座席にはあきらを乗せて移動する。イブキ自身がカスタマイズした。また、魔化魍退治以外の時は、竜巻とは別のバイク(ホンダ・フォルツァ)に乗っている。
仮面ライダー轟鬼 [編集]
トドロキが変化した戦闘形態。マスクの縁取り・腕の色は銀で、体色は緑。鬼の姿は縁取り・腕の色が異なるのみで、それ以外は斬鬼とほぼ同一である。一鬼としては雷属性を持っている。パンチ技を生かした肉弾戦を主に得意としており、一撃必殺の技も繰り出せる。
初登場時は正式な鬼ではなく、斬鬼の弟子として登場(その関係上、装備帯に音撃弦では無く零式と呼ばれるガジェットが着装されており、公式サイトなどでの名称も戸田山変身体であった。)。二人でヤマアラシを退治に行った際、負傷した斬鬼から烈雷・雷轟を譲り受け、急遽ひとり立ちすることとなった。斬鬼から「自分流でいけ」と言われ、一人前の「鬼」として成長していく。当初は歴代のコードネーム「斬鬼」を引き継ぐように言われたが、師匠の存在を重んじて別の名前を望み、斬鬼が「戸田山の"と"を取って」と命名。余談だが、劇中何かとバケガニと対決する事が多い(この年一番出現した種がバケガニという事もあるが)。
魔化網を倒した後、その場で「雷轟」を装着し音撃モードの「烈雷」をかき鳴らすが、本人曰く「この場に残る魔化網の邪気を払っている」とのこと。
夏の魔化魍対策として本来響鬼などの太鼓の音撃戦士が使用する音撃鼓と音撃棒を装備した。これらは共にかつて斬鬼が使用していたものである。斬鬼死亡後、形見となった烈斬を受け継ぎ二刀流の弦で戦う。
マスクデザインの6本ラインは弦を意識した物。当初の仮称時は「弦鬼」だったが、威吹鬼の仮称だった「轟鬼」の名がこちらの正式名称となった。また当初はヴァイオリン型の音撃武器を想定していたが、攻撃性を重視し、ギター型へと変更となった。
装備・技 [編集]
道具
変身鬼弦「音錠(おんじょう)」
トドロキが鬼に変身する為の道具。
装備帯
音撃震「雷轟(らいごう)」
当初は斬鬼が所有し、金色の弦が張られていた。轟鬼が受け継いだ後、赤い弦が張られる。
音撃武器
音撃弦「烈雷(れつらい)」
改修を繰り返し代々受け継がれてきた武器。技とともに斬鬼より受け継いだ。雷轟と同様、所有者の変更に合わせて弦の色が変更。
剣撃モード / 音撃モード
音撃真弦「烈斬(れつざん)」
斬鬼の死後新たに受け継いだ音撃武器。斬鬼の同項目参照。
剣撃モード / 音撃モード
音撃棒「落雷(らくらい)」
夏の魔化魍対策に使用された音撃棒。鬼石の色が緑。斬鬼もかつては使用した。
必殺技
鬼闘術「雷撃拳(らいげきけん)」
音撃斬「雷電激震(らいでんげきしん)」
烈雷を魔化魍に突き刺した状態で音撃震を爪弾いて清めの音を奏る。清めの音を切っ先部の鬼石に共鳴させ増幅させ、対象体内に直接送り込む技。
斬鬼より受け継いだ技で、師の斬鬼は弦を一気に(一回)弾くことで、弟子の轟鬼は弦を掻き鳴らすことで発動する。
主な移動手段
雷神(らいじん)
ヒビキの不知火と同じ車種(ホンダ・エレメントがベース)の四輪駆動車であるが、色が緑色になっている。ドライバーはトドロキが務め、助手席にザンキが乗る。支給された際に手違いで赤色であったのを塗りなおした為、車両内側部分に赤が残っている。
仮面ライダー斬鬼 [編集]
ザンキが変化した戦闘形態。マスクの縁取り・腕の色は銅で、体色は緑。鬼としては雷属性を持っている。
猛士関東支部11人の「鬼」の一人であったが、右脚の負傷をきっかけに限界を感じ、弟子の戸田山登巳蔵=トドロキの独立とともに鬼を引退。引退後はトドロキのサポーターとなる。その技はヒビキ以上とも呼ばれ、関東最強の弦使いの呼び名も高かった。引退後も身体能力は健在で、童子・姫と生身で渡り合った。斬鬼の名は、先代の師匠から受け継いだ事が判明するが何故、先代斬鬼と朱鬼という二人の師を持つのかは明らかになっていない。
医者からは再び鬼になることを強く制止されていたが、朱鬼を制止するため・ノツゴに襲われたあきらを救うために新たな音撃武器・烈斬を携え再び変身。鬼として復帰したが、この戦いが原因で胸の古傷がさらに悪化。その後も変身を繰り返し、遂に戦死。しかし負傷していた轟鬼を心配するあまり、死の前に自らに施していた禁呪「返魂の術」により蘇生する。轟鬼の復活を見とどけ昇天した。
装備・技 [編集]
道具
変身鬼弦「音枷(おんか)」
ザンキが鬼に変身する為に使う道具。
装備帯
音撃震
「雷轟(らいごう)」
斬鬼が引退前に所有していた烈雷に対応する装備帯。轟鬼が引き継ぐまでは金色の弦が張られていた。
音撃震「斬撤(ざんてつ)」
復帰した斬鬼に与えられた烈斬に対応する装備帯。
音撃武器
音撃弦「烈雷(れつらい)」
代々受け継がれてきた稀代の音撃武器。斬鬼が引退前に所有していた(引退後、弟子の轟鬼に継承された)。
剣撃モード / 音撃モード
音撃真弦「烈斬(れつざん)」
復帰した斬鬼が新たに使用した音撃武器。代々受け継がれてきた烈雷に対し、こちらは現代技術を集めたハイテクツールである。烈雷との主な違いは切っ先部分が鋸状になっている点。この部分が超振動し、魔化魍の強固な外皮を破りやすくなっている。ベースカラーは赤。
剣撃モード / 音撃モード
必殺技
鬼闘術「雷撃拳(らいげきけん)」
音