「スラバヤ通りの妹へ」です。
高校生の頃、青山の「ボートハウス」に当時大流行のトレーナーを買いに
行きました。(田舎の高校生でした。ボートハウスは今、キャプテンサンタ
というブランドを売っている会社です)その時、店内にかかっていたのが
この曲。異国情緒漂うメロディが気に入ったのです。
とはいうものの、その時はユーミンの曲だとしか分らず、その半年後大学
入学のため上京して、新しい友人にこんな曲とハミングしてみたのですが、
誰もわからずじまい。(ハミングがヘタだったということもある)
当時はやっていたレコードレンタル店でユーミンのアルバムを片っ端から
借りようとしたのですが、膨大な数があり、3、4枚目でリタイア(根性なし)。
忘れかけてた(というより忘れてた)1年半後、FM横浜が開局となり、試験
放送からやみつきで聞き出すと。「お、そうだ、ユーミンのあの曲、FMでエ
アチエックしてみるか」と思い立って、FM東京の今もやってるのかな?ユー
ミンがDJをつとめる"サウンドアドベンチャー"という番組を聞いてみた。聞き
出して2週間目、ユーミンブランドというユーミン曲専用リクエストコーナーで
幸運にもかかり曲名が判明しました。
喜んでいるところに、高校の同級生と思われる女のコ(結構いいなと思っ
てたけど、何も出来なかった)が次のリクエストをしており、その年の春休み
に連絡を取り、彼女がバイトしているという喫茶店に遊びにいった。
結局、思いは成就しなかったけど、この「スラバヤ通りの妹へ」は2つの思い
出がある曲です。
自分が育った街の駅前は当時の面影はないに等しいのですが、その彼女
のバイトしていた店は、店名もそのままに今だ営業をしています。
何年かに1度ぐらい、その店の前を通ると、年甲斐もなく胸が甘酸っぱく
なったりします。