百合は純潔の象徴としてマドンナ・リリーなどが有名ですが、なぜ百合が純潔の象徴なのかご存知の方いらっしゃいますか。|質問・相談が会員登録不要のQ&AサイトSooda!(ソーダ)

すでにマリア様の事は下記の方が述べて参考サイトも張ってあるので
諸説ある中で有力だと思われるものをあげておきます。
（なかなか持ってこれるサイトが見つからなくてごめんなさい。）
おそらくギリシャ神話のヘラの花であることが一番ポイントなのだろうと思われます。
ヘラは、ゼウスの妻であり姉であり、女神の最高神ですね。
嫉妬深い女性という話が多いのですが、ヘラは同時に結婚や家内の安全をつかさどる母なる女神でもあります。
実際にヘラを家の守り神として崇める人は多いそうです。
ヘラの母乳が永遠の命を授けるという逸話は、彼女が命と子孫を守る神である証です。
そのヘラの母なるイメージを後にマリア信仰に向わせようとした事が、
百合を、ヘラの花→聖母のイメージ・・・にした事情ではないでしょうか。
ただヘラの象徴の百合の花は、
その姿かたちは昔の人々からは性的なものとして見られる事が多くあったようです。
あの甘い官能的な香りも、やはり誘惑の香りとされたことでしょう。
その結果の子孫繁栄に繋がる花として崇められても不思議ではありません。
相反すると思われる２つのイメージは、それでもマリア様にはふさわしいかもしれませんね。
純潔とされ、しかし子を産んだ母でもあるとされた聖母マリア様に。

===補足===
ベストをありがとうございました。
ギリシャ神話に、とてもお詳しいですね。
百合に関してヘラクレスの話で、ゼウスが別の女性との間に生まれたヘラクレスを
不死身にしようとして、ヘラの乳を飲ませようとする話がありましたよね。
ヘラが嫌がって払いのけた際にこぼれた乳が地上に落ちて、百合に花になったとされていました。
天に舞った分は天の川に。美しい話でした。
今回のは、あとから新しい宗教をスムーズに信仰させるために
聖母マリアへの尊敬は母なる女神ヘラへの尊敬と変わらぬもの・・・と、
うまい具合にすり合わせたものだという説でした。
神話って面白いですね。

回答者：鬼百合 (質問から1日後)
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とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。

ヘラの花が百合だったのですか・・・！それは知りませんでした。ゼウス信仰より前にギリシャにあった母神信仰の代表がヘラですが、そう言えば後代になっても彼女は春が来るたび沐浴して嫉妬を洗い流して純潔を取り戻し、その度ゼウスは改めてヘラに求婚するという神話もありますね。百合がその花姿から性的なものと見られたというのは想像に難くありませんので、それがなぜ純潔の象徴に・・と思っていましたが、ヘラへの母神信仰→マリア信仰ゆえにというその説は確かに説得力があります。ありがとうございました。

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