日本では勿論、ヨーロッパでもアメリカでも何回か食べた事があります。
私の経験で、トリュフ自体が一番素晴しかったのは、
パリの「La Tour d'Argent」で食べた、「トリュフのサラダです。」
http://www.latourdargent.com/
トリュフの歯応えと共に香りが素晴しく、
口に運ぶ程に、髪の毛の先から足元までトリュフの香りが湧き出ている様な心地でした。
雲の上に居る様な気持ち良さだった事を覚えています。
イタリアの、確かフィレンツェの辺りだったと思いますが、
「トリュフのスパゲティ」も、とても美味しく戴きました。
テーブルにはスパゲティが盛られたお皿が運ばれ、こちらが「ストップ!」と言うまで、
ウエイターがその上でシャカシャカとトリュフをスライサーで削ります。
やはりタップリのが美味しいけれど、支払いの時はその分目が飛び出そうになります。
このパスタはとても美味しいので、是非食べる事をオススメします。
そうそう、イタリアの白トリュフは、黒とはまた違った風味で美味しいですよ!
面白かったのはシンガポール・・・場所はパリが本店の某有名レストラン・・・
カルトで「帆立とトリュフのヴァンブランソース」を注文した時の事です。
なかなか料理が出て来なく、やっと来たらビックリ!
帆立と共にお皿に並んだトリュフのカットが異常に厚い事・・・
尋常ではありませんでした。
一瞬得した気分になりましたが、食べるとトリュフの香りが強すぎて
帆立やソースの風味とのバランスがメチャクチャ・・・
結局、得したのか損したのか不思議な気分・・・・・・
直ぐにシンガポール人の友人にこの話をすると、
当時、シンガポールでフランス料理を食べに行くのは日本人位で、
日本人はお店でセットされたコースメニューを注文するとの事。
パリ本店からは月に1回フランス人のコックさんが来てコースメニューの指導はするが
カルトに関しては食べる人が居ないので、簡単に説明してレシピを置いて行くだけだとか
急にカルトメニューがオーダーされたので、
調理場は大騒ぎになった事が想像出来るとの友人の話でした。
ソムリエも、真面目な顔して説明がトンチンカンだったし・・・・・
松茸には丹波産から輸入品の安価なもの迄色々在る様に
トリュフも色々とサイズや種類やランクが在ります。
どうせ食べるなら、出来るだけランクの良いものを、一定量以上食べる事を
オススメします。