「旅の宿」でしょう。
浴衣の君ぃは、ススキのかんざしぃ~~、熱燗徳利の首つまんで、もうイッパイいかが、なんて、みょぉぉにぃ、色っぽいねぇ。・・・ですね。
さりげない歌詞の中に、・・・浴衣の女性のもとで、熱燗を飲みながら、自分は胡坐をかいて、酒を飲んで、耳や頬を赤らめている恋人との小旅行を楽しんでいる様が、なんとも隠微な創造を駆り立てられて、自分ひとりで盛り上がっていた、小さな青春でしたなあ。
通常演歌で、コブシをひねりながら情を込めてうたわれる内容が、フォークギターの演奏で、ちょっと投げやりに、突き放すような歌い方であらわされたこの歌は、別の意味で歌詞がよく聞こえて(例えば、サザンの歌は、歌詞がよく分からない)、意味するところが分かったので、中学生にも感動できた。早く大人になりたい・・・、なんてな。
===補足===
丁寧なコメント、有難うございます。
・・・君ぃのひぃざぁまくらに、うっとりぃ~~、あぁ、風流だなんて、俳句ひとつでも、ひねってぇ。・・・・青春が甦るなぁ。
記憶のかなたに忘れかけていた青春を思い出させてくれた、この質問に感謝でありますぞ。